投稿

4月, 2024の投稿を表示しています

便利か、不便か

イメージ
何が必要かは、人それぞれ ずっと前に、このブログで書いた「 象の足裏は重要な感覚器 」。 今回また、 私の脳内で渦巻いている「便利な物に囲まれた生活」に対する考えについて書いてみたい。 だいぶ前の事。テレビに一般家庭の食 事風景が映った。その御家庭では、配膳ロボットを使っていた。正直言うと、一般家庭を配膳ロボットが這いまわる光景は、奇妙に見えた。 失礼ながら、そう広くない一般家庭。ご家族全員が若い世代で、足も悪くなく、機敏に動ける健康体。少し手を伸ばせば、何でも手に届く範囲にある御家庭だった。 人が配膳しても、わずか数歩の移動距離しかないのに、「座ったまま楽に過ごせる」という理由で、ほんの数十センチの距離を配膳ロボットに移動させていた。こういうのは個人の自由なので、その人達が便利に使えれば良いのだけど、私はそれを観て、自分で動こうよ~、と思ってしまった。 思えば、この30年程のあいだ、電子機器の進歩は本当に目まぐるしかった。便利な事がいっぱい増えた。最近の飲食店では、人手不足もあり、ロボットが配膳するところがある。数十年前には無かった光景だ。 他にも、人間をサポートしてくれるロボットは、いろいろあるようだ。介護の現場や、体の一部が不自由な方々にとっても、サポートしてくれる機能性の高い機器の存在は心強いだろう。1人暮らしの高齢者の見守りも、もう何年も前からネット経由のモニタリングで可能らしい。 便利なものが増え、良かった点は沢山あるけれど、私自身は、最近なんだか脳が休まらない気がしている。情報を得る媒体、情報量は、昔より増えている。常に情報の渦の中に、自分がどっぷり浸かっている気がする。 それならネット環境を数日間、絶てばいいのだけど、でも請け負っている作業に必要でもあるし…などと思いつつ、結局アクセスしてしまう。 ところで、ネット経由で文字のやり取りができる現代の環境は、とてもありがたい。私は電話が苦手なので、文字メッセージによる交流の方が気が楽だ。 電話が苦手な理由はいろいろある。昔、知人で、早朝や夜遅い時間帯に電話してくる人がいた。そういう人には、相手の時間を奪っているという意識は無い。一方的な愚痴など、長話をしたがる知人もいた。 暇なのか、いろんな人に電話をかけまくる人もいた。そういう人は、常に他人にかまって欲しくて、相手の都合をあまり考えないようだ。自分の不
随筆★太極拳 - にほんブログ村

↓ Amazonサイト《太極拳》関連商品