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5月, 2021の投稿を表示しています

やる気を引き出す言葉

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前向きな言葉に助けられる毎日 コロナ禍が続く中で、私達は常に心の中に不安や不満を抱えている状況が続いている。そんな状況下では、他人から投げかけられた言葉への反応が、より敏感に、より過剰反応になってしまう。 パンデミックで普通に生活できない憤りをぶつける先もなく、悶々としてしまうこともある。いつにも増して政治家の発言が許せないと感じてしまう。上手く気晴らしができないと、なかなか心の整理は難しい。 SNS は良い気晴らしになることがある。フォローしている方やフォロワーになって下さっている方の前向きな言葉をたくさん聞くだけで、自然と心が和む。自分以外の人が何かに打ち込む姿、楽しむ姿を見せていただき、こちらも良い心理的影響を受け、勇気づけられる。 そして何といっても、心の平静を保つのに有効なのは、気功や太極拳の稽古である。深い呼吸を伴う気功や太極拳をしながら、心身を癒す。 私は打たれ強い方ではない。でも今、心の整理がそこそこ上手くできているのは、太極拳や中医学などを少しずつ学びながら、姿勢、呼吸、そして精神状態を整えることを常に心がけているからだと思っている。 また、気持ちのコントロールを上手くやっていけるのは、自分が中年の域に達していることも大きい。大人になってからというもの、仕事などを通じて様々な経験を積んできたことで、若い頃よりも気持ちの整理の仕方や、人間関係における対処の仕方が上手くできるようになったと感じる。 私が過去に従事していた仕事では、中小企業の経営者の方々と接する機会が多かった。その方々の多くは、会社を興して一代で事業を拡大し、健全な経営をしている経営者だった。そういった人達はやはりチマチマしたところが無く、物事を広い視野でみており、懐が深い人が多かった。 仕事でそんな人々と会話をさせていただいたことで、私は精神面で良い影響を受けることができた。今はその仕事はしていないけれど、過去の仕事から得た経験はかけがえのない人生の宝となり、今の自分の精神の在り方を形づくっている。 素敵な言葉で良い思い出ができる。 嫌な言い方で嫌な思い出ができる。 遥か昔、高校〜大学生くらいの頃の私は、親友や家族や交際相手の考え方が理解できないとき無性に苛立ったり、ほんのちょっとの他人からの言葉でも、思春期の心が頻繁に大きく傷ついた。 勿論、学生時代は遥か昔のことなので、どうでも良い

コロナ禍→外出控え→運動不足→筋力と意欲の減退

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これは、私の知人 A さん( 70 代)の話。きっと世の中には、 A さんの様な人が今たくさんいらっしゃると思う。 A さんは昔から活動的な人。友人も多い。 70 代半ばを過ぎて年老いてからも、文化的な事とスポーツの両方の趣味を持ち、週に何度か出かけては練習されていた。 仕事で定年を迎えたあとの高齢の方々は、 A さんのように、趣味や地域の活動に精を出していらっしゃる方は多いと思う。 A さんは精力的に大好きな趣味に没頭し、趣味の練習の帰りには、仲間たちと会食するという日々を何年も前からずっと送っていた。 ところが昨年からのコロナウイルス感染拡大のせいで、外出の機会が明らかに減ってしまった。スポーツ大好きだったのに、度重なる緊急事態宣言でスポーツ教室が休講となってしまう。 文化面の趣味でも自粛を余儀なくされ、日中の活動量が減り、気持ちも沈みがち。血圧も安定しないなど、調子が悪い日が増えたという。 この A さんは長年、趣味のスポーツで鍛えてきたので、骨密度は同世代よりも高い方だそうで、おまけにふくらはぎの筋肉も、年の割にはかなりしっかりしていらっしゃるほうだ。 それでも昨年からのステイホーム期間が長引き、社会的な活動をなるべく控えた結果、最近では明らかにふくらはぎの引き締まった感じがなくなり、以前より「ふくらはぎがボワボワしている」とおっしゃっていた。 体の衰えと共に心も落ち込んでしまう 年齢層が高い、低い関係なく、パンデミックが続くと心は不安になるもの。 しかし若者は心が不安でも、体の面では高齢者と比べてまだ安定している。若者は基礎的な新陳代謝力があり、筋力も保てる世代なので、数日家に籠っていても急に足腰が衰えたりしない。 それに比べ高齢者の場合は、ほんの2、3日外出を控えただけで急に足腰が弱り、ヨタヨタする。 もちろん気がけていれば、家の中でも運動はできるし、人との距離を保てば外を散歩することもできる。 でも、自分1人ではなかなか続かない人が多い。私の親族の高齢世代の人にも、「仲間がいるからモチベーションが上がり、運動への意欲がわく」という人がいる。 私が太極拳を指導させていただいている教室でも、ご年配の人の多くは、「1人ではなかなか運動する気にならないよー」とおっしゃる。 私としては、コロナ禍での皆様の健康状態が気になるので、「自粛期間も、家でできる簡単なこと

みうらじゅんさんの言葉、「老いるショック」

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イラストレーターなど複数の肩書きを持つみうらじゅんさんは、テレビ出演の機会も多い方なので、以前から「面白い人だなー」と思いながら観ていた。ゆるキャラ、マイブームといった言葉を生み出した方らしく、面白い発想やアイデアの宝庫と言える人だと思う。 ずいぶん前、そのみうらさんが若者に向けて講演会をされている様子がテレビ放映されたのを観た。 (※最後の講義という番組→ https://amass.jp/132340/ ) 若者を何十名か集めていろんな話をされる中で、みうらじゅんさんが「老い」に関して面白い表現をされていた。  ~ 老いるショック ~ (※みうらさんがインタビューに答えていらっしゃるサイトもありました。ここでも「老いるショック」について触れておられます。 → https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/interview/miurajun/ ) 「老いるショック」を感じたとき 私はまだ高齢者ではない。しかし中年の域には達しているので、やはり「老いるショック」を感じることも最近増えてきた。 まず 10 代、 20 代の頃には感じなかった疲れやすさ、疲れの抜けない感じ。そして髪の生え際に増えていく白髪。知っているはずの人の名前が、なかなか浮かんでこないことも増えた。 それからモスキート音が聞こえない! 道を歩いていて 10 代の若者が「うるさーい」と言うモスキート音の発生装置がある場所で、自分は見事に何も聞こえない。これには軽いショックを受けた。 ※(参考)モスキート音についてのウィキペディアの説明 耳の蝸牛にある有毛細胞は年齢と共に衰え、現段階の再生医療をもってしても再生不可能らしい。 ダメージを受けた部分がもう再生しないのなら、せめて今上手く機能している部分だけでも健やかに保ちたい。だから私は、ときおり耳まわりのツボを刺激して、耳まわりの血流を促し、老化に抗っている。ヘッドフォンで大音量を聴くこともしない。 目の方は、 20 代、 30 代の頃にはなかった“かすみ”とでも言うのか、夕方になると何となく目が疲れてショボショボする感覚が出てきた。ただ救いなのは、細かい字は見える。老眼鏡はまだ不要で、新聞や食品の瓶の小さい字も見える。 同じ年の友人は、老眼鏡が必要だと言う。私が細かい文字を見られる状態を保っていられるのは、太極拳を続けたおかげ
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