大椎のツボ
大椎のツボを緩やかに刺激してみよう 首の付け根のところにある経穴(ツボ)が「大椎」です。 首の付け根といっても、ピンポイントでどの辺りにあるのか…、分かりにくいと思いますが、頸椎と胸椎のあいだ、つまり首と胸の骨の境目にあります。 頸椎は7個つらなっており、1番下の第7頸椎(隆椎)の真下に大椎のツボがあります。 第7頸椎は他の骨に比べて大きいことから、その真下のツボということで「大椎」という名前がついたといわれています。 自分でそこを触るには、まず首をゆっくり前へ、俯くようにして傾けます。そのまま手で首の後ろ側を触っていくと、一番ぼっこり!と出ている大きな骨に手が当たります。 その一番大きく、ぼっこり出ている骨が第7頸椎です。よって、そのぼっこりした大きい骨までは頸の骨、その骨から下は胸椎です。 ぼっこりした大きな第7頸椎の、すぐ下の付け根が大椎のツボです。 この大椎のツボを軽く刺激することで、以下のような効能が得られるといわれます。 【咳、喘息、熱痛、感冒、肩・腕の痛み、湿疹、吹き出物、頭痛、背筋痛、鬱など】 <ツボを刺激するときは…> ツボを刺激する際は、大椎に限らず、どんなツボでも、「ゆっくり呼吸しながら優しく押す」、また「さする」様にします。 強く押すと皮膚や毛細血管を痛めてしまいます。 それに、気持ちが良いからといって長時間、むやみに強く押せば、交感神経が優位になり、気がたかぶってリラックスできなくなってしまいます。リラックスできないと、筋肉のどこかが固くなり、血流を阻害してしまいます。 ★★★ ツボを温めたり優しく刺激することで、血流を促し、リラックスしながら大切な身体の免疫機能を調整することは、あらゆる感染症などの病気から自分を守るための防波堤の役割を果たしてくれます。